まずClare Maxwell-Hudsonのコースを幾つか受けた.
クレアの学校ではベビーマッサージも有った.
by さとう 芳子
Clareはオイルマッサージにかけてイギリスでは
第一人者で,日本にもその著書は紹介されている.
マッサージする姿は優雅で「バレエを踊っている様」
と言われる.そしてその人柄は誰もが好きになって
しまうだろう.キサクで人なつこく,少女のような
好奇心と行動力.
私自身、彼女から多くを学び,
影響を受け,自分の持つセラピスト像に向かって
進んでいく勇気を得られた。
なかでもフェイシャルコースはすばらしかった.
クラスは10人.受講資格は、ITEC,TIDHA等の
資格保持者.アシスタントはいない。
フェイシャル・マッサージ、クレンジング、スクラブ、
パック等を含む実技を学んだ.

スクラブはオートミールで、
パックは蜂蜜、キュウリ、ヨーグルト、クレアが
旅行中集めた世界各地の土等、好きなものを混ぜ合わせた.
コットンやティッシュを効果的に使ったり、
ハンドタオルでスチーム効果を得たりと、
家庭できる、素朴な「原点の」フェイシャルだった。
眉やマツゲを染めたり、蜜蝋とハーブウォーターから
クリームを作るという息抜きの日も有ったが、
ほとんど朝から晩まで2人づつ組んで,
お互いにマッサージをしあった.
3日目に初めてクレアと組んだ時は
いろいろ細かく教えてもらえると期待.
最初は少し緊張したが,しばらくしてどうにか自分の
リズムが戻ってきた頃,クレアは...寝息を立てていた。
うれしいような,残念なような.
その後も何度かクレアに施術でき,丁寧な指導をして頂け,
とても内容の濃いコースだった.
クレア自身の施術は,確かに「優雅でバレエを踊っている様」
だった.リズミカルで力強く,見ているだけで楽しくなる.
「ラッタッタ,ルータッタ...」
アロマ(又はオイル)マッサージは芸術だと言った友人がいるが,
まったく同感だ.
*つづく (9/1予定)*
by さとう 芳子
(しかしベビーが居ない私は参加できなかった.残念.)
乳幼児のオイルマッサージは注目されているようで,
産婦人科病棟でも講習会が有る.
母子の絆を強め,精神的に安定し,成長を促進すると
言われている.(エッセンシャルオイルは使わない.)
出産前後のケアにアロマセラピーがどのように
活用できるか今後も注目していきたい.
さて,こうしてロンドンで,私なりにいろいろ
体験し,学び,「日本で自分のやりたいことを表現
しよう.」と自信とやる気を抱えて帰国した.
そして受けたショック(?)は第一章で書いた通り.
それからちょうど2年になるが,その間にも変化は有った.
「あろまねっと」はスタッフも増え,ホームページの
アクセスもコンスタントにある.会員も増えている.(多謝!!)
講師も幾つか受けもち,某企業との企画も有る.
小池先生と共同企画のホリスティック研究会も始めた.

活動を続けての所感.
まず,留学し取得したディプロマはアロマセラピーに
入門しただけに過ぎないと言う事.
奥が深い.勉強することは山のように有り,
一人前のセラピストと名乗るには私自身も人間的に
もっと成長しなくてはならない.
よくセラピストとは何だろうと考えてしまう.
個人の心身の健康を共に考える人だろうか.
まだよく分からないが,私の活動は,
アロマが「楽しく自分らしい生活を求める」
切っ掛けになるよう出会いを増やすこと.
アロマを知りたい人のお手伝いをすること...
アロマセラピストになりたい人が大勢居る.
その人たちはどうなのだろうか.
何を目的としているのだろう.
日本でもこの職業で生活できる人は限られている.
アルバイトでさえなかなかないと聞いた.

イギリスの資格取得が入門でしかなかったと同じで,
日本で取得する資格も「職」を保証するものではない.
これから勉強を始める人やイギリスに留学する人に
もう一度確認してもらいたい.そして心から応援する.
奇麗になるだけではなく,リラックスするだけでもなく,
本来の自分を取り戻すきっかけになり得るアロマセラピーを
もっと多くの人に利用してもらい,日常生活に定着できるよう,
私はこれからも活動をしていくつもりだ.
自然志向とは言え,本当の自然では無いと思う.
しかし忙しい現代で人間らしく生きる道を見つけるための
良い道具にはなり得ると考えている.
そしてこれは自然を搾取していることになるかも知れない.
しかし恵みを与えてくれる自然に感謝しながら,
大いに使わせてもらおうと思っている.
*おわり*
長い間 読んでくださってありがとうございました.
ご意見・ご感想を多数頂きまして,私自身とても勉強になりました.
Aromanetともども今後ともよろしくお願いします.
さとう芳子